最近ではビジネスシーンでも、持ち運びに最適なノートパソコンが主流となっていますが、大画面で快適に作業ができるという事でビジネス向けデスクトップパソコンも人気です。仕事上、PCの持ち運びがないのであればノートパソコンよりもデスクトップパソコンが圧倒的におすすめです。
社内で使用するデスクトップパソコンや、自宅の仕事用で入力作業やデザイン、動画編集を行うのであれば安定して作業ができるデスクトップパソコン一択かと思います。
今回は、ビジネス用デスクトップパソコンの選び方やおすすめのビジネス用デスクトップパソコンの紹介をしているので是非参考にしてみてください。
ビジネス向けと個人向けデスクトップパソコンの違い

ビジネス向けと個人向けのデスクトップパソコンの違いは主に3つあります。
性能
CPU、メモリ、ストレージが個人向けPCよりも少し高めで安定した性能のものが多いです。業種によりスペックは様々ですが、ビジネス向けデスクトップパソコンの大半は個人向けのPCより性能は高めに作られています。
スペックが高すぎるとその分値段も高くコストがかかり、必要以上のスペックになりその分無駄となってしまう。スペックが低すぎると対応できないソフトや業務が出てくる為、基本的には平均値以上の安定したスペックが多いです。
Windows OS
OSについては、日本や海外で主流として使用されているWindowsOSが多く、下記でも紹介しますが、会社間で使用するWindows office(ワード、エクセルなど)でのフォーマットがスタンダード化しているのも理由としてあります。
また、Windows OSにはライセンスがあり、個人向けPCは「Windows Home」、法人・ビジネス向けであれば「Windows PRO」となります。
Windows PROは、Homeの機能に加えて、BitLockerによるロックダウンでデバイスを紛失した際でもシステムやデータにアクセスできないようになっています。Windows情報保護もあり、偶発的なデータ漏洩やアプリ・データ保護に役立ちます。
office
マイクロソフトオフィスは、ワードやエクセル、パワーポイントなど多くの企業がフォーマットとして使用しているソフトです。ビジネス向けデスクトップパソコンの多くには、マイクロソフトオフィスが入っており、会社間でのやり取りや入力フォーマットとしての統一性があります。
ちなみに、ワードやエクセルなど無料で使用できるフリーソフトもありますが、細かな部分で入力方法や形式がズレたりする事があるため、ビジネスPCではオフィスを導入するのがおすすめです。
ビジネス向けデスクトップパソコンの選び方

ビジネス向けデスクトップパソコンを選ぶにはどのような点に注意して選ぶと良いのか解説しています。失敗しないビジネス用デスクトップパソコンの選び方のコツは、それぞれ使用用途に合ったパソコンを選ぶ事です。
エントリーモデル
エントリーモデルとは、初心者でも使いやすくスペックの低いモデルとなります。
スペックが低い分、低価格で経済的です。低スペックな分できる事は限られてきますが、officeの使用、文書作成や表計算の作成、メール、WEB閲覧、動画閲覧など一通りの事は可能です。複数のソフトを起動したり、同時に複数の作業をしたりすることは難しくなってきます。
〇エントリーモデルのスペック
・価格:5~9万円
・CPU:Intel Celeron
・メモリ:4~8GB
・ストレージ:SSD256GB
・対応作業:文章を作成、家計簿を入力、データ入力、WEB閲覧、動画鑑賞など
ミドルモデル
ミドルモデルは、スペックがある程度安定したモデルのデスクトップパソコンで、基本的な打ち込み作業からパソコンに負荷のかかる作業まで幅広い作業に対応できます。ビジネス用で専用のソフトを使用したり、複数枚の画面を立ち上げて作業をしたり、プレゼンをしたりと高度な作業にも対応可能です。エントリーモデル以上に、パソコンに負荷のかかる作業があるという方にはおすすめです。
〇ミドルモデルのスペック
・価格:9~15万円
・CPU:Intel Core i3~i5
・メモリ:8~16GB
・ストレージ:256~500GB
・対応作業:画像編集、officeの複数利用、専用ソフトの使用など
ハイエンドモデル
ハイエンドモデルは、ハイスペックなデスクトップパソコンで、どんな作業にでも対応できます。ハイスペックな分価格は高めですが、1台あればどんな作業にでも対応できるため心強いです。画像編集や動画編集、設計、デザイン、ゲーミング、CGグラフィックス、複数ソフトの使用など基本どんなジャンルにでも対応できるスペックとなっています。
ビジネス用として使用するだけでなく、プライベートや趣味でも合わせて使用したい人にもおすすめです。
〇ハイエンドモデルのスペック
・価格:15~25万円
・CPU:Intel Core i7~Core i9
・メモリ:16~32GB
・ストレージ:500GB~1TB
・対応作業:動画編集や、画像編集、音楽制作、デザイン、設計、専用ソフトを複数使用など
ワークステーション
ワークステーションは、高度で専門的な作業に特化したデスクトップパソコンで、CAD、3Dモデリング、動画編集、仮想化、科学技術計算などのタスクに向けて設計されています。
科学者やエンジニア、専門家に向けて作られているレベルのパソコンなので非常に高いスペックと機能を有しています。一般的なビジネス向けのパソコンではないため、上記で挙げたような専門的な使用目的の方にはおすすめです。
〇ワークステーションのスペック
・価格:20万以上
・CPU:Intel Core i7~Core i9
・メモリ:32GB以上
・ストレージ:1TB以上
・対応作業:CAD、3Dモデリング、動画編集、科学技術計算、仮想化など
ビジネス向けデスクトップパソコンのおすすめ
エントリーモデル
HP(ヒューレットパッカード) OmniDesk Slim

世界的に有名なパソコンメーカーでもあるHPのビジネス用デスクトップパソコンです。低価格でありながら定番な機能やスペックで使いやすく、さすが世界ブランドでもあるヒューレットパッカードのデスクトップパソコンです。
エントリーモデルなので、基本的なビジネスシーンには対応できるスペックとなっており、文書作成や表計算など定番の作業には十分なモデルとなっています。場所を取らないスリムな設計となっているのでオフィスや自宅での設置も快適です。
Lenovo IdeaCentre Tower 08IRH9

Lenovoだからこそできる低価格設定で、エントリーモデルにしてはスペックは高くオフィス付きでこの価格は他ではなかなかみられないデスクトップパソコンです。
デザインも近未来的でスタイリッシュとなっています。ビジネスシーンでも問題なく使用することができ、少し高めのスペックなので幅広い使用用途が期待できます。価格、スペック、デザイン全てのバランスの取れたデスクトップパソコンだと言えます。

ミドルモデル
ASUS V500 Mini Tower

ASUSは台湾の大手PCメーカーで世界中にパソコンを販売している業界大手です。まさにミドルモデルという安定したスペックで、office搭載なので届いたその日からエクセルやワードなどビジネスシーンで最低限必要な作業は行えます。
ASUSのデスクトップパソコンは、高性能でありながら値段も平均よりは安いということで人気となっており、静音性もあり、省電力、Wi-Fi搭載とビジネスだけではもったいないというくらい高性能・高機能な1台です。

FMV ESPRIMO DHシリーズ WD2/K1

日本製への拘りや日本製だからこその丁寧でしっかりとした作りを重要視したい方には富士通のデスクトップパソコンがおすすめです。部品受入検査、CPU組み込み、部品の組み込み、最終組み立て、出荷試験、品質管理、全てを日本国内の工場で行っているため信頼度が高く品質のクオリティはピカイチです。
一般事務ではもったいないくらいのスペックなので、プライベートで使用したり、事務以外にも幅広くビジネス用途として活躍してくれるデスクトップパソコンです。シンプルでスマートなフォルムも魅力的なポイントです。
ハイエンドモデル
HP OmniDesk

一般的なビジネスシーンに加え、動画編集や、音楽編集、ゲームなどクリエイティブな作業にも対応できるハイスペックなデスクトップパソコンです。ハイエンドモデルということもあって、この1台があればどんな作業にでも対応できるため、ビジネスシーンにとどまらずプライベートなど幅広く使用したい方におすすめです。
ハイスペック高機能でありながらもコンパクトなシルエットで、場所を取らずおしゃれなデザインが魅力的です。一般的なビジネス使用だけでなく特殊なソフトを使用したり、動画編集、プライベートでゲームをしたりするという方におすすめです。
Lenovo Legion Tower 5

スペックは最高峰で、ゲーミングをメインとして使用できるレベルの性能になっているためCADやCG、映像編集などどのジャンルにおいても快適に作業をすることができます。
最大180wの空冷と最適化されたエアフロ―を備えたモデルなので長時間の使用や負荷のかかる作業でも耐久性があり長期間使用できるデスクトップパソコンです。スペックが高い分、起動や処理速度などとにかく全てが早く快適です。1台あれば何にでも使用できるため幅広い作業に最適です。
ワークステーション

Lenovoのハイスペックのワークステーション。CAD、CG、製品設計、STEAMなどほぼどんな作業にでも対応できる最強のデスクトップパソコンです。
パワフルなCPU、GPUの組合せによりCADやシュミレーションツールのISV認定を活用できます。また、高度なグラフィックカードにより、3Dモデリングやアニメーション、ポストプロダクションなど効率化、高速化が可能となっています。堅牢な作りとなっているため、研究所や教室、ラボなどどんな環境にも対応可能です。複数の作業工程もシームレスに処理が可能となっています。高度なAIでワークフローを加速させ、最新の遠隔医療や研究アプリケーションも快適に活用することができます。それくらい高いレベルでの作業が実現可能な、まさに最強の1台です。
ビジネス向けデスクトップパソコンのおすすめまとめ
ビジネス向けデスクトップパソコンを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。ビジネス向けデスクトップパソコンは、仕事内容に合ったモデルを選ぶ事が重要です。ハイエンドモデルやワークステーションを選んでおけば間違いなしですが、その分費用がかかるというデメリットがあるため、是非今回紹介したデスクトップパソコンから価格とスペックのバランスを考え仕事内容に合ったデスクトップパソコンを選んでみてください。